ミルボンのヘアケアはどう選ぶ?ブランド・シリーズを比較する前の基本

「ミルボンのヘアケアを使ってみたいけれど、種類が多くて選べない」。そんなときは、いきなり商品を一つに決めず、ブランドの目的と、使う場面を整理するところから始めてみましょう。

連載「サロン専売品の流通の真実」。今回はブランド・商品選びの基本編です。オージュア、milbon、エルジューダなどの位置づけを確認し、自分に合うケアを相談するためのポイントを紹介します。

「ミルボン」は会社名でも、ブランド名でもある

まず整理したいのが、メーカー名とブランド名の違いです。株式会社ミルボンは複数のブランドを展開しており、オージュア、エルジューダ、ジェミールフランなどもその一部です。一方、「milbon」という名前のヘアケアブランドもあります。[1]

検索窓に「ミルボン トリートメント」とだけ入れると、異なるブランドや使い方の商品が一緒に並びます。メーカーが同じでも、すべてが同じ用途の代替品とは限りません。メーカー→ブランド→シリーズ→商品名・タイプの順に見ると、比較する相手が分かりやすくなります。

例えば「ミルボン社のmilbonブランド、その中のモイスチュアシリーズ」という関係です。エルジューダはmilbonブランド内のシリーズ名ではなく、別のブランドです。価格や容器の色より先に、この名前の階層を確かめてみましょう。

代表的な5ブランドを、目的から見比べる

次の表は、各公式ページの紹介を入口として整理したものです。優劣・売上・人気のランキングではありません。ブランドの方向性が近くても、具体的な商品を選ぶときは、個別の説明と髪の状態を照らし合わせます。

ブランド公式説明から分かる主な方向性
オージュア一人ひとりの髪と地肌の悩みに合わせ、複数のラインからケアを組み立てる。[2]
milbon(グローバルミルボン)なりたい髪や悩みに応じたシリーズを展開。スムース、モイスチュア、リペアなどがある。[3]
エルジューダ洗い流さないトリートメントに特化。髪質や悩みに合わせた製品を展開。[4]
ジェミールフラン忙しい日々のヘアケアやヘアメイクを支える。シャンプー・トリートメントなどを展開。[5]
グランドリンケージサロンカラー直後の仕上がりを保つことを目指すヘアケア。[6]
代表例の概要です。掲載ブランド・全製品のドリランでの取扱いや卸販売を示すものではありません。

ブランドだけで「自分にはこれ」と決める必要はありません。まず、自宅で毎日使うシャンプーを探しているのか、乾かす前のケアを足したいのかを決めると、確認すべき商品ページを絞れます。

同じ「トリートメント」でも、使う場面を分ける

洗い流すケアと洗い流さないケアを使う場面の違いを示すイラスト

商品名にトリートメントと書かれていても、洗い流すタイプと洗い流さないタイプがあります。例えばジェミールフランのシルキーシャイニーなどは、公式の使用手順で、髪になじませた後にすすぐよう案内されています。一方、エルジューダは公式に洗い流さないトリートメントのブランドとして紹介されています。[7][4]

洗い流すケアを買い足したいのに、仕上がりの説明だけを読んで洗い流さない商品を選ぶと、予定していた使い方とずれてしまいます。「いつ使うか」「すすぐか」「濡れた髪か乾いた髪か」を、商品ごとに確認しましょう。ブランド名から全製品の使用方法を一括で判断しないことも大切です。

同じブランドの製品を組み合わせる場合も、毎日使うものか、頻度を決めて使うものかを確認します。複数アイテムの名前を覚えるより、自分の生活のどの場面で使うかを決めるほうが、購入後も続けやすくなります。

迷ったら「髪の状態・仕上がり・使う場面」の3点

髪質・仕上がり・使う場面を美容師に相談する女性のイラスト

ドリランがおすすめするのは、気になることを一度に全部解決しようとせず、次の3点をメモして美容師に相談する方法です。ここからは、公式のブランド紹介を踏まえた商品選びの考え方です。

①今の髪の状態:細くやわらかいか、硬さがあるか。カラーやブリーチの履歴、毛先の乾燥、絡まりなど、気になる点を具体的に伝えます。「ダメージがある」だけでなく、いつから、どこが扱いにくいかも伝えると相談しやすくなります。

②ほしい仕上がり:軽い指通りを優先するのか、しっとりしたまとまりがほしいのかを考えます。例えばmilbon公式は、スムースを指通り、モイスチュアをうるおい・まとまりの方向で紹介しています。ただし、これは選択の入口であり、髪への合い方を保証するものではありません。[3]

③使う場面:お風呂で使うのか、ドライヤー前か、外出前か。現在使っている商品名と、よかった点・物足りない点も一緒に伝えましょう。ミルボンは美容師のアドバイスを受けての使用を案内しているので、初めてのブランドほど相談を役立てられます。[1]

商品が決まってから、タイプ・容量・購入条件を確認

気に入った商品を買い足すときは、ボトル写真だけでなく正式な商品名・タイプ・容量を控えておきましょう。同じブランドの似た名前、シャンプーとトリートメント、本体と詰替えの取り違えを防ぐためです。リニューアルがあれば、今使っているものと同じ仕様かも確認します。

商品が決まった後の費用比較は、容量・送料・セット数の見方をまとめた記事で解説しています。購入経路が気になる方は、「サロン専売」とEC流通の仕組みもご覧ください。

ドリランでは、理美容商材の卸取引に関するお問い合わせも受け付けています。事業者の方は、希望商品名・容量・数量を整理し、卸取引窓口へお問い合わせください。取扱可否や条件は商品ごとにご確認ください。

出典・情報確認日

情報確認日:2026年10月31日。ブランドの概要・使用方法は下記の公式情報を参照し、選び方の手順はドリランの提案として記載しています。商品構成や仕様は変更されることがあります。

[1]株式会社ミルボン|ブランド

[2]株式会社ミルボン|オージュア

[3]Global Milbon|商品ラインナップ

[4]エルジューダ公式サイト

[5]milbon:iD|ジェミールフラン

[6]株式会社ミルボン|グランドリンケージ

[7]milbon:iD|ジェミールフラン シャンプー&トリートメント