「送料無料のお店のほうが、いつでも安い?」。サロン専売品を何点かまとめて買うときは、送料表示だけでなく、商品代と送料を合わせた総額を見ると選び方が変わります。ドリランが39ショップに参加せず、自社出荷を続ける理由を、価格設計と物流の仕組みからお伝えします。
この記事の目次
39ショップと「送料込み価格」は別の仕組み
楽天市場の39ショップは、原則として同一ショップ・同一注文の購入合計が3,980円(税込)以上になると送料無料になる制度です。沖縄・離島・一部地域は9,800円(税込)以上が基準で、対象外の商品などもあります。[1]
これは送料無料になる条件であり、すべての商品を「送料を含む単品価格」にする制度ではありません。加盟店にも送料別の商品やセット割引があり、39ショップへの参加と、自社出荷・物流委託の選択も別の話です。
ドリラン楽天市場店が39ショップに参加しないのは、商品価格と送料を分け、同梱できるまとめ買いで1個当たりの負担を抑える価格設計を重視しているからです。「送料無料」という表示だけでは見えにくい、この違いをご説明します。
2個・3個・4個で、総額と単価はどう変わる?
基本の考え方は、A「商品単価×個数+送料1回分」と、B「配送コストを織り込んだ単品価格×個数」の比較です。Bは数量値引きがない例です。
以下は仕組みを説明する架空例で、当店や他店の実売価格・契約運賃ではありません。金額はすべて税込。Aは1個1,000円+注文送料600円、Bは1個1,600円・別途送料なしと仮定します。同一配送先・同梱可能・Aの送料一定、クーポン等の値引きなしという条件です。
| 個数 | A 総額/単価 | B 総額/単価 | 総額差 B−A |
|---|---|---|---|
| 1個 | 1,600円/1,600円 | 1,600円/1,600円 | 0円 |
| 2個 | 2,600円/1,300円 | 3,200円/1,600円 | 600円 |
| 3個 | 3,600円/1,200円 | 4,800円/1,600円 | 1,200円 |
| 4個 | 4,600円/1,150円 | 6,400円/1,600円 | 1,800円 |
この例では2個なら600円、4個なら1,800円の差になります。Aの1個当たりの送料負担は600円から300円、200円、150円へ下がります。注文単位の送料を、複数個で分けられることがポイントです。
Bで送料が別途、個数分請求されているわけではありません。単品価格に織り込まれた物流費相当分が数量に比例して積み上がり、同梱の効率が価格に反映されない場合がある、という話です。39ショップ全店の価格構造や、特定の他店の原価を示すものではありません。

送料の中身は、運賃だけではない
ドリランでは、お客様にお願いする送料を、運送会社へ支払う運賃に、梱包資材と出荷作業の人件費を加えたものとして考えています。必要な負担をできるだけ小さくする方針であり、「完全実費」「利益ゼロ」という意味ではありません。
日々の大量出荷によって1件当たりの作業費を抑えることに加え、同梱できれば、箱・伝票・出荷処理を注文ごとに集約できます。商品が2個になっても、箱を必ず2箱用意する必要はない。この効率をまとめ買いの価格へつなげることを重視しています。
一般に、商品の形や量に合う箱を選ぶことや、梱包手順の見直しもコスト改善につながります。当社ではAIを活用した少数精鋭の運営も進め、事務作業を含めた運営負担を抑えています。仕入れと運営の考え方は、「なぜドリランは安く販売できるのか?」でも紹介しています。
自社出荷を続けることが、運賃条件を支える
ドリランは自社出荷を継続し、ヤマト運輸・佐川急便との良好な運賃契約を、送料を抑える基盤の一つとしています。一般的にも法人契約の運賃は一律ではなく、ヤマト運輸は荷物量などの諸条件を踏まえて見積もると説明しています。[6]
当社の実務上の考えでは、一度自社出荷を止めると、再開時には出荷量の確保や集荷体制、営業所の受入余力、運賃条件の再相談が必要になり、以前と同じ条件にすぐ戻せるとは限りません。これは運送会社全社の一律規則ではなく、継続して出荷する体制を大切にする経営判断です。
もちろん自社出荷にも人件費・倉庫費・資材費がかかり、運賃改定の影響も受けます。また、一部のメーカー直送品などは扱いが異なります。日々の物量と現場の改善を積み重ねることが、当社の価格を支える仕組みです。

RSL・Amazonマルチチャネルと価格の関係
楽天スーパーロジスティクス(RSL)は、商品を預かり、保管・梱包・配送を担う物流代行サービスです。公式の料金体系は、在庫保管料・出荷作業料・資材料・配送料の4項目で説明されています。[3]
AmazonのFBAマルチチャネルサービスは、Amazonの物流拠点にある在庫を使い、楽天市場などAmazon以外の販路の注文も発送する仕組みです。保管と配送代行に費用がかかり、Amazon内の注文を扱うFBAと、他販路の発送を扱うマルチチャネルは区別して見る必要があります。[4][5]
こうしたサービスの料金が変われば、利用店の物流原価が変わり、商品価格や送料に反映される場合があります。一方、物流委託には作業の効率化や配送体制を整えやすい利点があり、Amazon公式も複数点注文の割引を案内しています。「委託なら必ず高い」「商品数だけ送料が無駄になる」とは言えません。[4]
大切なのは、どこから発送するかだけでなく、同梱による効率が、お客様の支払総額にどう反映されているかです。
当店の配送条件と、購入前の確認ポイント
2026年11月5日に確認した当店の配送案内では、宅配便は地域別で、関東などは680円(税込)。お届け先1件につき合計9,900円以上で送料0円と案内しています。一部重量物・メーカー直送品は送料が異なる場合があります。[2]
追跡可能メール便にも数量による料金区分があり、料金表は1~2個250円、3個以上770円です。したがって、すべての商品・配送方法で、何個買っても送料が必ず一定になるわけではありません。先ほどの表は基本モデルとして読み、実際は商品ページ・配送案内と注文確認画面の送料をご確認ください。[2]
比較するときは、同じ商品・容量・数量で、送料とクーポンを反映した支払総額を出し、個数で割りましょう。セット割引、ポイント付与の条件、配送先、同梱できるかによって結果は逆転します。ポイントは付与時期や利用条件があるため、支払額とは分けて比べると判断しやすくなります。
ドリランが大切にしているのは、まとめて買うときの効率を、1個当たりの負担の軽さにつなげることです。送料無料マークだけでなく、必要な数量を買ったときの総額で、当店の価格を確かめてみてください。
ドリラン楽天市場店で商品を探す / 支払・配送方法を確認する
容量や詰替えの違いから比較したい方は、「同じシャンプーなのに価格が違うのはなぜ?」もご覧ください。
参考資料・情報確認日
情報確認日:2026年11月5日。制度・物流サービスは公式資料、当社の運営と考え方はドリランの実務説明に基づきます。比較表は架空例で、他店より安い割合を示す市場調査ではありません。配送条件は変更される場合があります。
